安全性は確保されている
クラウド会計がインターネット上のサービスである以上、セキュリティ面のリスクは、ゼロではありません。そのためクラウド会計提供各社は、セキュリティ面の不安を払拭する為、想像以上に強固なセキュリティシステムが採用しています。
弥生会計ホームページのプレスリリース(2014年10月23日)を引用すれば、『「弥生ドライブ」は、マイクロソフト社のクラウドプラットフォームMicrosoft Azure上で運用しており、24時間365日の監視体制でデータを保護しているため、BCP(事業継続計画)対策としても有効です。』とあります。さらにインフォメーション(2015年7月23日)において『クラウド会計ソフト「弥生会計 オンライン」が、「やよいの青色申告 オンライン」、「やよいの白色申告 オンライン」に続き、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)が認定する、「パッケージソフトウェア品質認証制度(PSQ認証制度)」のクラウドアプリケーションの品質認証を取得しました。』と公表しています
※ PSQ認証制度は、日本のパッケージソフトウェアの品質の高さを証明する為に、CSAJによって2013年6月に運用が開始されました。カタログやWebページなどの製品説明や、利用者使うマニュアルなどの文書の内容が製品機能と一致していること、その機能を搭載するためのテストプロセスが、適正にドキュメント化され、且つ実施されていることなどが評価の基準とされています。
弥生会計は、「パッケージソフトウェア品質認証制度(PSQ認証制度)」のクラウドアプリケーションの品質認証を取得していることや、「Microsoft Azure™」を採用し、高いスケーラビリティ、万全なセキュリティでお客さまのデータを安全に運用していることを考えれば高水準の安全性が確保されていると言ってよいでしょう。
ただし、クラウド会計の安全性が高いとしても、他のクラウドサービスと連携する際には、そのサービス提供会社が、クラウド会計と同水準の安全性を確保しているとは限らないので、その都度留意する必要があります。(クラウドサービスと連携するサービス提供会社もその安全性を公表しています。例えば請求書作成サービスのMisocaは、「Misocaの通信はSSL(Secure Socket Layer)で暗号化されており、請求書の情報などを盗聴や改ざんされることはありません。また、Misocaは、情報セキュリティ管理に対する国際水準の第三者適合性評価制度であるISO27001/ISMSの認証を受けた、高い安全性と信頼性を有するデータセンターにホスティングされています。」とMisoca サポート情報ID:ida22265で公表しています。)